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BACK【レポート】Le tour de Langkawi #Stage7
第7ステージも積極的な攻めの走りで山本選手が敢闘賞!
Le tour de Langkawi第7ステージは、ジョホール州、マラッカ州、ネゲリセンビラン州の3つの州を通過する平坦なコースであり、唯一、区間山岳のないステージとなっています。
天候は晴れ、気温28℃と蒸し暑く、選手たちは氷で身体を冷やしながらスタート地点へ向かいます。
レースが開始するとすぐに、トレンガヌのサインバヤル選手とマレーシアナショナルチームのシュクリ選手が集団から飛び出します。10km地点、タイム差を1分まで広げたところで、メイン集団がスピードを上げて2名を吸収しにかかります。
28km地点、集団は再び1つになります。1つ目のスプリントポイントを越えたあたりで数名の選手たちがアタックを試みますが、集団はなかなかこれを見逃してはくれません。1つの集団となったレースは、ハイスピードの中で展開されていきます。
65kmを過ぎた地点で、トレンガヌのサインバヤル選手と山本選手が集団から抜け出します。追走はなく、2名の逃げが確定します。メイン集団とのタイム差は、1分40秒。
展開を集団スプリントに持ち込みたいチームは、先頭の2名を捕えるためにスピードを上げてメイン集団をコントロールし始めます。91km地点のスプリントポイントは、総合順位に関係のあるトレンガヌのサインバヤル選手に譲り、2名で協調しながら逃げにトライします。
残り10km地点にて、山本選手とサインバヤル選手は先頭集団に吸収されてしまいましたが、残り8km地点で山本選手がさらにアタックをかけて1人で独走を開始します。このまま逃げ切りを目指しますが、ここはメイン集団が見逃しません。残り4kmの地点で集団に捕えられてしまい、レースの展開は集団スプリントへ持ち込まれます。これまで集団で勝負所をうかがっていたクレダー選手が、スプリントに挑戦。6位でゴールを決めました。
約50kmの逃げにのり、全日本チャンピオンらしい攻めの走りをみせた山本選手は、第7ステージの敢闘賞に選ばれました。明日はついに最終日、最後までしっかりと戦っていきますので、JCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いいたします。
山本選手コメント
「レースが開始すると、総合を少しでも順位をあげていきたい選手たちが、アタック合戦を始めました。早いスピード展開の中でレースが進みますが、集団が少しなかだるみした瞬間にアタックをして飛び出しました。トレンガヌの選手と一緒に協力しながら逃げ切りを目指して走っていましたが、集団に捕まってしまいました。最後もう少し踏めるなと思い、集団がけん制を始めた瞬間に、もう一度逃げに挑戦しましたが集団に追いつかれてしまいました。今日も、自分らしい積極的な攻めの走りができたので良かったです。」
大西監督コメント
「今大会は山本選手にはクイーンステージまで体力を温存するように指示を出していたので、前半溜め込んだエネルギーを思いっきり逃げにぶつけてくれました。クレダー選手もアシスト選手がいない中で6位は良くやってくれました。明日は最終日ですが、最後までしっかり戦います。」