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BACK【レポート】Le tour de Langkawi #Stage3
大会期間:2023年9月23日~9月30日
カテゴリー:UCI 2.Pro
ステージ:第3ステージ
コース:フラット 186.2km
出場:22チーム(ワールドチーム 2チーム/プロチーム 8チーム) 出走 125名/ 完走 121名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石、大仲、山本、クレダー、上野
スタート地点:Jeli
ステージ初の山岳ステージ、山本選手が個人総合順位を大きく上げる
Le tour de Langkawi 第3ステージはマレー半島北東部にあるジェリからベイリングを目指す、レース最初の山岳ステージです。レース前半に大きな登りが続きますが、後半は比較的フラットな183.1kmのコースとなります。
この日のJCL TEAM UKYOとしては、レース序盤の登りでクレダー選手が遅れてしまったとしても、後半には集団に戻ってくることを期待して最後の集団スプリントに挑むことになりました。山本選手や小石選手は総合での遅れを取らず、ステージ終盤に力を温存することを軸として、クレダー選手、大仲選手、上野選手もタイム制限内でゴールすることを最低限の目標として挑みました。
レースがスタートすると、スプリントポイントや山岳ポイントを狙う選手たちが積極的にアタックを仕掛けてレースの流れを作り始めます。ここで大仲選手やクレダー選手らが少し集団から遅れ始めますが、ワールドチームの選手たちも一緒にいたため、ゴールまで彼らについていくよう指示を行います。
20km地点から始まる長い登りに差し掛かると、EFエデュケーションやケルンファーマなど有力チームの選手を含む9名が小さな集団を形成します。山本選手と小石選手は後続集団に位置することができ、補給を取りながら勝負所になるまで体力を温存します。
100kmを越えたところで、トレンガヌの選手がブリッジをかけ、逃げていた9名の集団に追いつきます。10名になった先頭グループは、後続集団とのタイム差を1分30秒前後に保ちながら山岳賞をめぐる戦いを繰り広げていきます。
140km地点、最後の登りが始まると先頭グループは6名に。山本選手と小石選手を含む集団は、下りを利用してペースアップを図り、残り8kmの地点で先頭グループを吸収します。
最後は、第1,第2ステージと同様に集団スプリントの展開に持ち込まれます。山本選手がスプリントに挑戦しようと位置取りを試みましたが、うまく流れに乗ることができず、25位でレースを終えました。
集団から30分程遅れて、クレダー選手、上野選手、大仲選手の3人も無事にゴールすることができ、明日のレースも5人でスタートラインを切ることができそうです。
第3ステージ終了時点で、山本選手がベストアジアンライダー3位となり、総合順位も19位まで上げることができました。残り5ステージ、チーム一丸となって戦っていきますので引き続き応援よろしくお願いいたします。
山本選手コメント
「かなりハイペースな展開となり、個人総合を目指す選手たちもこのステージを経て、限られたのではないかと思います。小石さんと一緒に先頭集団に残って、登りもしっかりとこなすことができました。明日は比較的平坦で距離も短くなるので、引き続きしっかりと走りながらクイーンステージに備えていきたいです。」
大西監督コメント
「登りが前半に集中していたので、もしかしたらクレダー選手が下りと平坦区間で先頭集団に復帰出来るかとも考えていましたが、さすがに厳しかったです。
しかし小石選手と山本選手の総合順位を上げることができたので、クイーンステージの第5ステージに向けてコンディションを整えていきたいと思います。」