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BACK【REPORT】シマノ鈴鹿ロード ロードレース
大会期間:2023年8月19-20日
開催日:鈴鹿サーキット
コース:5.807km×10周回 58km
出場:185名 完走 98名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石、増田、岡、大仲、山本
岡選手 複数回の果敢なアタックでレースを沸かせるも惜しくも優勝を逃す
8月19日(土)、20日(日)の2日間にわたって三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットを舞台に繰り広げられるロードレースの祭典「第38回シマノ鈴鹿ロード」にJCL TEAM UKYOは参戦しました。
この日は前日のTTのコースを10周回する58kmのロードレース。JCL TEAM UKYOは2018年度の本大会の覇者である岡選手を筆頭に、ロードナショナルチャンピオンジャージを着る山本選手、スピードのある小石選手と大仲選手、司令塔に増田選手を揃えた5名で出走しました。
この日も天気は快晴、前日同様気温が高く選手たちはアイスベストや氷の中に手を入れて出走ギリギリまで身体をケアします。スタッフもいつもよりも多めに氷や水を用意し、選手のタイミングに合わせて彼らの集中力を切らさないように努めます。
このレースは国内トップチームが集結する事もあり、スタート時には各チームがコールされて声援に手を振りながら入場する華やかな催しとなりました。総勢180名オーバーのプロトンは鈴鹿サーキットを横一列に広がってスタートとなりました。
スタート前に「今日はなんとしてでも逃げたい」と語っていた岡選手、早くも2周目には4名でエスケープする攻めの走りを魅せます。
良いメンバーが揃うまでこの姿勢を崩さずに戦う岡選手に、山本選手を含む数名がプロトンからブリッチしては、メンバーがシャッフルして増減する展開が続きます。メインのプロトンでは増田選手が前方に位置してリードするメンバーをフォローする動きに徹します。
しかし、リーディンググループの人数が増えることで逆にペースが乱れ、5周目には一度プロトンに飲み込まれレースは振出しに戻ります。これを好機にカウンターのアタックで10名程が抜け出すと小石選手がここに乗り、後手にならない展開を作ります。
これを見送ったプロトンがスピードが落とす絶妙なタイミングでプロトンを単独で抜け出したのは岡選手。非常に高いスピードを維持して小石選手の乗るリーディンググループをキャッチすることに成功します。
11名となった先行グループは各チームの勝負強いメンバーが揃い、一気にプロトンと最大で1分のタイムギャップを生み出します。
レースは残り3周、順調に逃げ続ける彼らに対し、プロトンはキナンとシマノを中心に追撃を開始、残り2周ではその差は30秒に迫ります。ここでアタックに出たのが小石選手と愛三工業の鈴木譲選手、さらにそこに飛びついた岡選手。
勝負に出た3名に対し、後方の8名は思惑が交錯する間にプロトンに吸収されます。更に勢いを付けた追撃がペースを上げて3名へ迫ると、ラスト1周を前に岡選手が単独でアタックし、独走勝利へ賭けに出ます。ライブ中継を息を飲んで見入る観客、岡選手の奮闘とスプリントトレインを組むチームに向けて会場の実況にも力が入ります。
最終コーナーを抜けたラスト200m、単独で力走する岡選手のすぐ後ろに大きなプロトンという構図で現れます。そして、ゴールスプリントに飲みこまれるカタチで岡選手の奮闘はここで終わります。
ゴール目前に再びコース一杯に広がったスプリント合戦の中からSparkle Oitaの沢田選手が頭一つ抜け出し優勝。JCL TEAM UKYOは大仲選手が7位でゴールに飛び込みました。最後までレースを盛り上げた岡選手や小石選手へ大きな拍手が送られる中、レースは幕を降ろしました。
岡選手コメント
今日は指の怪我もあってスプリントよりも逃げて勝つ事をイメージして戦いました。調子も戻ってきている事を感じ、自分を叱咤しながら最後まで踏み続けましたが、あと少し足りなかった。悔しい気持ちもありますが、この大会で一番力を魅せる事が出来た事が次に繋がると信じて頑張っていきたいです。
RESULT
DST 58km Ave 46.4km/h
1 沢田 桂太郎
Sparkle Oita Racing Team 1:14:53.68
2 黒枝 咲哉
Sparkle Oita Racing Team +0
3 佐藤 健
愛三工業レーシングチーム +0
7 大仲 凛功
JCL TEAM UKYO