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BACK【REPORT】78th Circuito de Getxo – Memorial Hermanos Otxoa
大会期間:2023年7月30日
カテゴリー:UCI 1.1
コース:9km+23.9km 4周回+32.4km 1周回+32.4km 1周回=193.3km
出場: 117名出走 68名完走
JCL TEAM UKYOメンバー: 山本、石橋、プラデス、アール、クレダー
世界との力の差を痛感 来年以降の課題が明確に…
今年で78回目の開催となる、Circuito Getxo. スペイン、バスク地方の街「ビルバオ」のシンボル的建築物であるグッケンハイム美術館前をパレードスタートし、海岸沿いの街「ゲッチョ」の不規則な周回コースを7周回する193.3kmのレース。
例年は23.9kmの周回コースを中心の事が多かったが、今年のツール・ド・フランス第1ステージの最後の登りに採用された激坂を含む周回を5周目と最終7周目に通過する、例年より難易度の高いコースレイアウトとなった。
チームはハイスピードの短めの登りを得意とするプラデス選手をエースとして、勝負所の登りまで温存させ、石橋選手、アール選手、クレダー選手は前半の逃げに乗っていく作戦。体調を崩した山本選手はレギュレーションの最低出走人数に合わせるため出走した。
レースは前半からワールドチームのASTANA QAZAQSTAN TEAMを中心に積極的にアタックを開始。
激坂やゲッチョの街中のテクニカルなコーナーも続き、集団はいくつかに分断される。意表をつかれたチームも多く、有力チームが乗っていない事もありこの逃げはすぐに吸収する。
しかしこの動きでレースは活性化し、有力チームの選手が積極的に動き、最初の1時間の平均スピードは48kmとなった。チームも後半勝負から毎周回登りを前方でクリアする事に切り替えていく。
3周目の登りで再度集団が割れ、決定的な逃げになりそうな雰囲気でプラデス選手が追走にのり、先頭にジョイン。
しかしその直後に最終的に逃げ切りとなる有力候補を含む7名の逃げができる。さらに追撃が18名ができるが、プラデス選手1人では厳しくメイン集団に吸収される。メイン集団は先頭に送り込めなかったワールドチームのBORA-HANSGROHEが牽引を開始。
しかし有力選手しかいない先頭7名は超強力でタイム差が縮まらずBORA-HANSGROHEは残り2周で諦め、メイン集団はグルペット化し、プラデス選手、アール選手、石橋選手も集団でゴール。
石橋がチーム内最上位46位でフィニッシュ。優勝は残り1周のアタック合戦から単独で抜け出した、ASTANA QAZAQSTAN TEAMのLITSENKO選手。
チームは世界トップのワールドチームの「本気」の走りに対抗する事はできなかったが、翌年の欧州拠点として活動をする前にチームにとって足りないことを再確認する機会となった。
この悔しさを胸に残りのレース、来年に向けてパワーアップしていきたい。
RESULT
DST 193.3km Ave 44.7km/h
1 LUTSENKO 4:19:11
ASTANA QAZAQSTAN TEAM
2 GALLOPIN +0:24
LIDL_TREK
3 VELASCO +0:32
ASTANA QAZAQSTAN TEAM
46 Ishibashi Manabu / 石橋 学 +15:42
53 PRADES Benjamin / プラデス・ベンジャミ +15:42
57 EARLE Nathan / ネイサン・アール +15:42
DNF 山本 大喜、クレーダー・レイモンド