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BACK【REPORT】100th Prueba Villafranca – Ordiziako Klasika
大会期間:2023年7月25日
カテゴリー:UCI 1.1
コース:30kmサーキット3周回+36kmサーキット2周回=162.0km出場: 159名出走 106名完走
JCL TEAM UKYOメンバー: 岡、山本、石橋、プラデス、アール、クレダー
岡選手が7回中4回の山岳ポイントを先頭通過! 欧州でチームアピールを果たす
今年で100回目の記念大会となるPrueba Villafranca – Ordiziako Klasikaスペインのバスク地方のオルディシアで開催されました。
スペインの中でもロードレースの人気が高く、雨天にも関わらず熱狂的なファンが多く集まりました。今年はワールドチームが5チーム、プロチームが9チーム、コンチネンタルチーム9チーム、合計23チームがエントリーし、過去最大のレースレベルでの開催となりました。
レースコースは平均勾配7%の3kmの登りを含む1周回30kmのコースを3周回し、同じコースに最大傾斜10%を超える2kmの登りを追加した36kmのコースを2周する165kmのレース。
アジアランキングトップに位置するJCL TEAM UKYOではありますが、レベルの高い本場欧州では挑戦者の立場に変わります。
作戦としては、前半のエスケープにチームから1名送り込み、欧州でのチームアピールとレース後半に向けたチームの動きに有利な展開を作り、今回エースとなるプラデス選手と山本選手をワールドチームの動きに合わせて、勝負所の登り坂で2人を上位へ送り込むトライする事を念頭にスタート。目標はUCIポイント圏内の25位以内。
レースはスタート直前に雨が強まり肌寒い中スタート。
スタートと同時にアタック合戦が始まり、天候も展開もハードなレースが始まりました。1周回目の登りの前に10名のエスケープグループができ、予定通り岡選手がその中に加わります。
5つのプロチームと5つのコンチネンタルチームからそれぞれ1名ずつ送り込み、利害関係が一致した10名が順調にメイン集団との差を広げ、最大3分10秒の差をつけます。
利害関係が一致したとは言え、山岳賞、中間ポイント賞争いが先頭10名の中で行われます。
岡選手は山岳賞に的を絞り、1回目の山岳ポイントを1位通過。
一方メイン集団はワールドチームのJAYCO ALULAと地元スペインのワールドチームMOVISTARがコントロールを開始し、2分40秒前後で様子を見守ります。
2周目の山岳ポイントでも岡選手はトップ通過し、10名のまま3周回目へ入ります。メイン集団はさらにワールドチームのUAE TEAM EMIRATESも集団コントロールに加わり、徐々にタイム差をつめてきます。
4周目に入り、さらにメイン集団がペースアップを始め、メイン集団から抜け出しているのは岡選手とISASA選手の2名となり、タイム差は1分30秒となります。
メイン集団でもこのペースアップにより遅れる選手が出始め、今回はアシスト役に徹したアール選手、クレーダー選手、石橋選手はメイン集団から遅れます。
4周回目の追加された登りで岡選手は山頂をトップ通過し、山岳ポイント1位を確定させます。
そして後方のメイン集団は各ワールドチームが先頭を固めてさらにタイム差を縮めてきます。通常の登り口で岡選手、ISASA選手からメイン集団のタイム差は25秒まで縮まりました。
この登りでついに岡選手、ISASA選手はメイン集団に吸収され、残り1周回へ入ります。
最終周回、追加された登り坂でワールドチームを中心にアタックがかかり、優勝候補を含む9名が抜け出します。プラデス選手、山本選手は9名には届かずも追走集団で奮闘します。
そして最後の通常の登り口を前に先頭9名がメイン集団に吸収され、最後の登りでの勝負が始まります。
プラデス選手、山本選手もメイン集団に留まり、最後の争いに挑戦する時がやってきました。
ワールドチームのペースアップ、エース級の選手達のアタックは強烈で集団の人数を一気に減らしていきます。
山頂で先頭はUAE TEAM EMIRATESのAYUSO選手とMOVISTARのスペインチャンピオンLAZKANO選手となり、ゴールへの下り坂に入ります。
プラデス選手、山本選手も奮闘するも登りの中腹で遅れ、2人は同じタイミングで下り坂に入ります。
優勝争いは先頭2名に追走のHIRSHI選手(UAE TEAM EMIRATES)とHEALY選手(EF EDUCATION-EASYPOST)が残り500m付近で追いつき、先頭4名の争いになるかと思われた途端、LAZKANO選手が落車、そしてAYUSO選手も落車し、追いついた2選手のゴールスプリントになり、スイスチャンピオンジャージを着るHIRSHI選手が優勝しました。
山本選手は先頭から2分57秒遅れの59位でゴール。
欧州初戦からハイレベルのレースでハードな戦いとなりました。最終結果は、目標に届かなかったが、欧州でのアピールを十分に果たすことができたので、次戦のCircuito de Getxoでは再度目標に挑戦します。
プラデス選手ゴールシーン
RESULT
DST 165.7km Ave 43.3km/h
1 HIRSHI Marc 3:49:34
UAE Team Emirates
2 HEALY Ben +0:03
EF Education-EasyPost
3 AYUSO Juan +0:24
UAE Team Emirates
59 Yamamoto Masaki / 山本 大喜 +2:57
63 PRADES Benjamin / プラデス・ベンジャミ +3:50
OTL 岡 篤志
DNF 石橋 学、クレーダー・レイモンド、アール・ネイサン