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Tour of Thailand stage5 REPORT
レポート
2023.04.05

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Tour of Thailand stage5 REPORT

Aranyaprathet ≪ Chanthaburi 169.0 km

大会期間:2023年4月1日~4月6日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第5ステージ
コース:フラット 169.0km 
出場:15チーム 出走 79名 / 完走 79名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石山本クレダープラデスアール
スタート地点:Aranyaprathet
スプリントポイント:
47.5km / 117.5 km

総合成績争いはついに1秒を争う戦いに!

Tour of Thailand 第5ステージは海に近いチャンタブリまでほぼフラットの169.0km。この日は1位で通過するとボーナスタイムでマイナス3秒を獲得できるスプリントポイントが2回、総合成績で小石選手の2秒後ろに控えているトレンガヌのサインバヤール選手の動きに細心の注意を払いながらクレダー選手のステージ優勝を狙うという作戦で挑みました。

当日の天候は再び湿気の強い暑さ、慣れたとは言え連日の疲労が溜まっている選手たちは油断のないように入念に準備をしました。

レースはスタートするとエスケープを狙う動きが頻発します。しかし、見通しが良くやや狭い直線路に展開を決めかねぬまま1時間を進行していきます。そして、一瞬ペースが緩みプロトンが横に広がった隙を狙ってマレーシアとトレンガヌ、セントジョージの3名の選手のアタックが決まり1分ほどのギャップを作ります。

JCL TEAM UKYOとしてはこの3名に47.5km地点のスプリントポイントを奪取させるのが安泰の流れでしたが、残り数kmで吸収されるとプロトンが再び活性化してしまいます。

そして最初のスプリントポイントに姿を現したのはトレンガヌのサインバヤール選手でした。クレダー選手がスプリントで対抗を試みましたが一歩届かずチームにとっては痛恨のマイナス3秒を奪われてしまいます。

更にこの攻防が収まった直後にカウンターで3名のアタックが決まります。メンバーは連日アタックを繰り返している山岳賞ジャージを着るコリアナショナルのジャング選手とタイコンチネンタルのチャウチャングワング選手とLXサイクリングのジャング選手。

プロトンはこれを容認すると彼らのハイスピードのリードアウトは2回目のスプリントポイント(117.5km地点)で約5分の差を広げます。これまでリーダーチームのルージャイが先頭をコントロールしてきましたが、残り50kmでの5分差にトレンガヌのジェロエン選手とスプリンターのテリー選手を擁するインドネシアがコントロールに加わります。

これによりタイム差が刻々と短くなっていく展開へ一転します。

しかし、先頭グループでは残り25km付近で山岳賞ジャージのジャング選手がアタック、強調してきた2名を捨てて独走でゴールを目指します。残り10km、苦しみあげきながらもペースを落とさない彼の走りにプロトンとの差もなかなか縮まらずゴールまで数分のところへ差し迫ってきます。

JCL TEAM UKYOもクレダー選手の為にスプリントトレインを組みレースの流れを読みます。レースは残り1km、チャンタブリの市街地のテクニカルコーナーを抜けて登り基調のゴールへ現れたのはジャング選手、見事な逃げ切りを決めての優勝となりました。それから30秒程してセントジョージのアイボリー選手を先頭にしてスプリントがはじまると、左手から差を詰めようと試みたクレダー選手は5位に沈みます。クイックコーナーが連続するゴール前のレイアウトにタイミングをずらしてしまったようです。

 第5ステージはチームにとっては苦汁を味わうステージとなりました。明日はラストステージ、43秒の総合トップとの差を争う戦いは最終章を迎えます。最後までJCL TEAM UKYOの応援よろしくお願いします!

クレダー選手コメント 

以前勝ったレースだけに良い印象を持って挑みましたが。インサイドから勝った前回とは違ったラインになってしまい5位に沈んでしまいました。明日のスプリントステージはラストチャンス、頑張っていきます。」

清水選手コメント

「スプリント力もあるサインバヤール選手の強さは知っていましたし、警戒しておりましたがマークを搔い潜ってスプリントポイントを先着されてしまいました。明日もこの1秒の戦いもさることながら総合トップの43秒差をいかに奪うかというのも念頭に作戦を組みたいと思います。」

RESULT

DST 169.0km  Ave 41.17km/h

ステージ/Stage TOP3
1  JANG Kyunggu                  4:00:29”
KOREA
2 IVORY Cameron                      +00:42″
 ST.GEORGE
3  CARSTENSEN Lucas                          +00:42″
 ROOJAI

5 レイモンド・クレダー/KREDER Reymond  +00:42“
21  小石 祐馬/ KOISHI Yuma               +0:42“

 

個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1  BATSAIKHAN Tegshbayar                     19:49:08”
ROOJAI
2 SAINBAYAR Jambaljamts          +0:42″
TRENNGANU
3 小石 祐馬/KOISHI Yuma             +0:43″
JCL TEAM UKYO

21  ベンジャミ・プラデス/PRADES Benjamin  +12:32“
23  山本 大喜/YAMAMOTO Masaki       +12:39“

Tour of Thailandはどんな大会?

こちらから