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Tour of Thailand stage3 REPORT
レポート
2023.04.04

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Tour of Thailand stage3 REPORT

Phra Nakhon Si Ayutthaya - Khao Yai National Park 195.0km

大会期間:2023年4月1日~4月6日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第3ステージ
コース:フラット+山頂ゴール195km 
出場:15チーム 出走 89名 / 完走 84名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石山本クレダープラデスアール
スタート地点:Ayutthaya 市街

勝負の第3ステージ JCL TEAM UKYOの団結力で小石選手が総合2位に!

Tour of Thailand 第3ステージはアユタヤをスタートした後しばらくはフラット、中盤から徐々に登り初めラスト10kmを境に本格的なヒルクライムとなり標高約800mのカオヤイナショナルパークをゴ
ールするコースレイアウト。

この日は総合成績トップのルージャイ バトサイカン選手とは遅れる事43秒差の3位に小石選手がつけているだけに、最後の急勾配のセクターでいかに彼と差をつけてゴールするかがポイントになりました。平坦のコントロールはクレダー選手と岡選手を中心に、最後の登りをアール選手、プラデス選手でプロトンの人数を削り小石選手で勝負に出るという作戦でレースに挑みました。

当日の気温はこの3日間で最も蒸し暑い印象、選手たちはレース前に体力を奪われないように細心の注意をして、日焼け止めを塗りスタートラインに並びます。

象の送り出しを受けながら始まったレースは、リアルスタートとほぼ同時に7名が先行、後続から2名がブリッジし9名の先頭集団を構成します。総合順位を脅かさないメンバーという事もありリーダーチームはこれを容認、勢いに乗るリードグループは51km地点のスプリントポイントを7分程の差で通過します。

103km地点のスプリントポイントでは8分以上の差となりこれまで後方はリーダーチームのルージャイがコントロールしてきましたが、ここに岡選手ら数チームがが加わり牽引を開始します。

ところが横風の強い区間でペースが壊れはじめ牽引を続けるのが岡選手だけになってしまったところでJCL TEAM UKYO全員が先頭に立ちコントロールを開始します。

レースは131. 4km地点の山岳ポイントに差し掛かると先頭グループのフォーメーションが崩れはじめます。この第3ステージから山岳ポイントが設置されていることもあり山岳賞ジャージを狙った動きによりローテーションのリズムを失ってしまったようです。

単独で山頂に現れたのはコリアナショナルのジャング選手、しばらくしてマレーシアナショナルのモハド選手とアルマティ アスタナのクズミン選手が現れます。

残り64km、勝負はこの3名に絞られます。追走するプロトンは岡選手が長くコントロールをする時間が続きますが、6分差を維持するカタチでレースは後半戦へ進行します。

ロールをする時間が続きますが、6分差を維持するカタチでレースは後半戦へ進行します。この時点で総合圏外の先行3名、落ちてくる数名を吸収しながら進むプロトンには総合を争うメンバーが固まっていることで、同じレース内にステージ優勝と総合優勝の2つの勝負が掛かった状況になります。

そんな中、小石選手は冷静に水分をとりながら最後の展開に備えているようです。レースは残り15km、登りが徐々に厳しくなると一度スコールの様な雨に見舞われます。選手たちにとっては恵の雨、気持ちを入れなおして山岳に突入していきます。

序盤はタイ勢がリードする形で登りに入りましたが、すぐに小石選手が総合成績が近く危険視していたトレンガヌのサインバヤール選手がギアを掛けるとみるみるプロトンは小さくなり小石選手、プラデス選手ら5名に絞られます。

リーダーのバトサイカン選手が遅れている展開についにプラデス選手のスイッチが入ります。そのスピードに2名が耐えきれず遅れると、いよいよ小石選手とトレンガヌのサインバヤール選手の一騎打ちになります。

待ち望んだ展開ですが、小石選手の力走にも千切れないサインバヤールはラスト3kmで今度は小石選手を置いて先行しはじめます。ここで救いの手となったのがアール選手とプラデス選手がリードする追走グループ。

小石選手はこの流れに持ち直しラスト1kmでサインバヤール選手を見事に捉えます。しかしこのグループにリーダーのバトサイカン選手が残っていたことでゴールでは彼が総合1位をディフェンディングする結果となりました。

しかし、小石選手も7位に入り総合2位に成績を上げることに成功しました。この戦いの5分前にはほぼ全工程を逃げ切ったアルマティ アスタナのクズミン選手が見事な勝利を飾っており、レースは白熱した二つの展開で盛り上がりました。

そしてチーム一丸となって戦ったJCL TEMA UKYO、総合優勝はこの先の戦いに持ち越されましたが各選手の持ち味が生きた試合となりました。

小石選手コメント 

「今日も理想の展開に近い形でレースを運べたのはチームメイトの助けのおかげです。自分としても勝負に賭けた走りだったが一番苦しいところで再度チームに助けられ総合2位に戻ることが出来ました。レースは何があるか分からないし、まだ希望は捨てない。あと3ステージ頑張ります。」

清水選手コメント

「選手たちがチームワークに徹してくれたおかげで総合2位を戻すことができました。非常にシビアな戦いでしたが、選手たちお互いの信頼が最後までレースを動かしました。総合トップのバトサイカン選手の登りの強さは予想以上でした。あと3ステージ、勝負してきます。」

RESULT

195.0km  Ave 40.211km/h

ステージ/Stage TOP3
1  KUZMIN            4:45:43”
ALMATY ASTANA MOTORS
2 JANG                00:57″
KORIA NATIONAL
3  PARK Keonwoo                   +05:03″
LX CYCLING

7 小石 祐馬/KOISHI Yuma    +05:13“
8 ベンジャミ・プラデス/PRADES Benjamin  +05:13“

個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1  BATSAIKHAN Tegshbayar          11:20:28”
ROOJAI
2 小石 祐馬/KOISHI Yuma                
+0:43″
JCL TEAM UKYO
3 SAINBAYAR Jambaljamts               +0:51″
TRENNGANU

23 ネイサン・アール/EARLE Nalthan   +12:38″
36 ベンジャミ・プラデス/PRADES Benjamin  +12:38“

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