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Tour of Thailand stage2 REPORT
レポート
2023.04.02

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Tour of Thailand stage2 REPORT

Kanchanaburi≪ Ayutthaya 179.0 km

大会期間:2023年4月1日~4月6日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第2ステージ
コース:フラット 179.0km
出場:15チーム 出走 89名 / 完走 89名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石山本クレダープラデスアール
スタート地点:Kanchanaburi 市街

スタートの様子

猛暑のスプリントステージ クレダー選手がステージ3位!

Tour of Thailand 第2ステージはタイ南西部のカチャナブリをスタートしアユタヤをゴールとするオールフラットの179㎞。前日の成績で総合2位につける小石選手をはじめ18名の選手が総合19位以下に12分以上の差をつけているだけに、総合下位の選手が逃げやすいステージとなりました。

JCL TEAM UKYOとしては逃げのメンバーをしっかりとチェックした上でエスケープが形成された場合、リーダーチームのルージャイにコントロールさせて彼らを消耗させる事で第3ステージを優位に運ぶという作戦。

集団スプリントに強いクレダー選手をエースに試合に挑みました。そして、この日は小石選手がスプリントリーダージャージを繰り下がりという形で着用しての登場。スプリンターでない本人は少し戸惑いながらも表情も明るくレース当日を迎えました。

スプリントジャージを着用してスタートした小石選手

レースはスタートすると見通しの良い広い道路をいっぱいに使って各チームがエスケープにメンバーを送り込もうとアタックの掛け合いが続きます。10名程度のグループが形成されては一気にそれを飲み込もうとプロトンは縦一列に長く伸びる展開が続きます。

40㎞地点のスプリントポイントは大集団のままスプリント。岡選手も前方に出ますが、ここはインドネシアのテリー選手が先着します。

しかし、猛暑が選手を襲い1時間を過ぎたあたりから各選手の消耗が激しくなった隙に8名のエスケープが決まります。

 

プロトンの様子

しかしここはリーダーチームのルージャイがアスタナカザフスタンと纏まったコントロールで差を詰めていきます。60㎞地点付近でいよいよ追走がこの逃げを捉えようとしたタイミングでカウンターで5名のエスケープが決まります。

メンバーはアスタナカザフスタン1名、タイ勢が2名、オーストラリアのセントジョージが2名の計5名。この逃げに総合上位勢がいない事からプロトンは容認、その差は85㎞地点のスプリントポイントでは5分に広がります。

暑さでこまめに補給を行う選手たち

レースも後半戦に入り、いよいよリーダーチームのルージャイの追走が衰えてくるとトレンガヌ、セブンイレブン、そしてJCL TEAM UKYOから岡選手が強力に加わります。

「レースをスプリント勝負にすることもこの日の目的」と追走のスピードを高めていきます。逃げる5名は時速45㎞/hを越えるスピードでのリードに 次第に力の差が見え始めてきます。

残り30㎞ではタイ勢がドロップし、残り15㎞ではセントジョージのダイアン選手を残して全員がドロップします。

プロトンをリードする岡選手

プロトンとのタイムギャップは1分半、追走にプラデス選手や山本選手も加わり猛烈なペースアップを図ります。しかし、単独になったダイアン選手のハイペースは衰えずゴール地点のアユタヤ市街ではその差を更に広げて、大きく手を上げてゴールに飛び込みます。

1分47秒後、大集団のスプリントはインドネシアのテリー選手が先着、クレダー選手が2番手で3位と上位に入り第2ステージを終えました。

この結果、ボーナスタイムを稼いだテリー選手に小石選手の総合順位は逆転を許してしまいましたが、小石選手は明日の山岳ゴールのステージでの逆転に最大限の力が発揮できるように力を温存することが出来ました。JCL TEAM UKYO一丸となって戦う明日のステージへ応援よろしくお願いします。

クレダー選手ゴールシーン

クレダー選手コメント 

逃げ切られてしまったのは悔しいですが、チームのみんなが自分の為に良い仕事をしてくれました。特に岡選手の仕事には改めて感謝を伝えたい。

岡選手コメント

「ラスト30㎞からルージャイやセブンイレブンと追走に入ったのですが、皆この暑さもあり消耗していて追い切れなかったのが悔しいです。」

清水監督コメント

リーダーチームのルージャイを消耗させるために中盤まで彼らに任せましたが、想像以上に逃げのメンバーが強力でトレンガヌとウチから1名(岡選手)ずつ送り出してレースを振出しに戻そうとしましたが、1名に逃げ切られてしまいました。総合から遅れている選手だけに結果としては明日へ勝負を持ち越せる流れになりましたし、クレダーが3位になってくれたことで面目も保てたステージだったと感じています。

RESULT

119.40km  Ave 45.23km/h

ステージ/Stage TOP3
1  SUNDERLAND Dylan                    3:52:08”
Sent
2 KUSUMA Terry Yudha                      +1:47″
Indonesia national
3 レイモンド・クレダー/KREDER Raymond          +1:47″
JCL TEAM UKYO

27 山本 大喜/YAMAMOTO Masaki          +1:47“
38 小石 祐馬/KOISHI Yuma            +1:47“

個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1  BATSAIKHAN Tegshbayar                 6:29:32”
ROOJAI
2 KUSUMA Terry                              
+0:38″
Indonesia national
3 小石 祐馬/KOISHI Yuma                       +0:43″
JCL TEAM UKYO

20 レイモンド・クレダー/KREDER Raymond     +12:34″
36 山本 大喜/YAMAMOTO Masaki           +12:38“

レース後に補給を行う選手たち

ゴール地点には暑さを軽減するための放水が行われていた

Tour of Thailandはどんな大会?

こちらから