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Tour of Thailand stage1 REPORT
レポート
2023.04.01

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Tour of Thailand stage1 REPORT

Kanchanaburi Circuit 119.40 km

大会期間:2023年4月1日~4月6日
カテゴリー:UCI 2.1
ステージ:第1ステージ
コース:フラット 119.40km
出場:15チーム 出走 89名 / 完走 89名
JCL TEAM UKYOメンバー: 小石山本クレダープラデスアール
スタート地点:Kanchanaburi 市街

レース前集合写真

大きく差が開いたエスケープグループから小石選手が2位と大健闘!

Tour of Thailand 第1ステージはタイ南西部のカチャナブリをスタート/ゴールとするフラットの119.40㎞。山頂ゴールとなる第3ステージが総合成績を大きく左右する日と予想しながらも、6日間のレースの初日だけに各チームの思惑や調子を探る重要なステージです。

このレースを動かせる様々な脚質が揃ったJCL TEAM UKYOのメンバーは、誰もが総合を狙える選手たち。この日は距離も短くだけフラット基調なだけにに大集団スプリントの場合はクレダー選手と岡選手をメインに、総合が変動しそうな危険なエスケープには小石選手、プラデス選手、アール選手や山本選手を送り込めるように前日のミーティングで意思を統一し試合に挑みました。

スタート前

朝9時の気温は28度、日中にかけて40度近い酷暑の予想に選手たちは直前まで水分を摂りながら日陰で待機しスタートラインに並びました。スタートすると広い国道を目一杯使ってアタックの撃ち合いが続きます。どの動きにも多くのチームの選手が反応する為、なかなか決まらずペースが不安定な状態が続きます。

レースが動いたのは20㎞付近、小石選手を含んだ15名のアタックに4名がブリッジし19名のエスケープグループが形成されます。15チームのうち12チームがこの逃げにメンバーを送り込んだことでプロトンはこの逃げを容認。このタイミングで後方のプロトンをコントロールすべきチームが少ないこともあり、35㎞地点で5分開いたタイムギャップが80㎞地点では12分と大きくなります。

プロトンの様子

JCL TEAM UKYOのアール選手やプラデス選手やツールド台湾で総合優勝したトレンガヌのジェロエン選手の他、数名の総合力のある選手たちが後ろに残されていたこともあり、今後のステージに大きな影響を及ぼす展開となりました。残り40㎞を切ると前方のグループでも動きが激しくなり、その中からルージャイのバトサイカン選手が単独で抜け出します。

エスケープグループに乗った小石選手

この動きを人数を減らして潰そうとセブンイレブンのマルセル選手や韓国ナショナルチームのジョー選手、小石選手らが攻撃敵に追走しますが振るい落とされたのは3名のみ。この動きをもってしても先行するバトサイカン選手の強力な走りには距離が届かず、30㎞近くを独走した見事優勝を遂げました。

そして、30秒後ろでは集団スプリントの展開を嫌った小石選手がタイミングよく抜け出して後続を30mほど引き離して現れます。3秒差まで詰められますが逃げ切りの2位と独走力をいかしたクレバーな走りを魅せてくれました。

メインのプロトンは12分24秒遅れと大きなギャップのままゴールを迎え第1ステージを終えました。そして、総合成績を狙えるのは総合2位の小石選手のみとなり、明日以降のチーム内の各選手が目指すべきテーマが明確に分かれる結果となりました。ステージ優勝、そして総合優勝へメンバーの能力を最大限に引き出して残る5ステージを戦っていきます。

小石選手ゴールシーン

レース後の小石選手

小石選手コメント 

大人数の逃げの中で、ボーナスタイムを得てゴール出来たことは総合成績を狙うためにも良い出来だったと思う。明日からは長いステージの連続、暑さは厳しいですが頑張ります

清水監督コメント

小石選手の2位はあのグループでの戦いの中でとても良い結果だと思います。第3ステージで登りのライバルになりうる選手が数名いますので、彼らに対してチームメンバーの協力で小石選手の総合優勝へ近づけるよう作戦を練っていきたいと思います。

RESULT

119.40km  Ave 44.43km/h

ステージ/Stage TOP3
1  BATSAIKHAN Tegshbayar         2:35:50”
ROOJAI
2 小石 祐馬/KOISHI Yuma             +0:36″
JCL TEAM UKYO
3 KUSUMA Terry                     +0:38″
Indonesia national

24 岡 篤志/OKA Atsushi            +12:24″
53 山本 大喜/YAMAMOTO Masaki  +12:24“

個人総合/INDIVIDUAL GENERAL TIME TOP3
1  BATSAIKHAN Tegshbayar         2:35:50”
ROOJAI
2 小石 祐馬/KOISHI Yuma             +0:43″
JCL TEAM UKYO
3 KUSUMA Terry                     +0:46″
Indonesia national

24 岡 篤志/OKA Atsushi            +12:38″
53 山本 大喜/YAMAMOTO Masaki  +12:38“

今大会で9月の怪我から復帰したアール選手

レース後の山本選手

Tour of Thailandはどんな大会?

こちらから