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BACK三菱地所JCLプロロードレースツアー2023 カンセキ真岡芳賀ロードレース REPORT
122.4km(7.2㎞/17Lap)のコース
開催日:2023年3月25日
カテゴリー:JCL
コース:真岡市、芳賀町の一般公道特設コース(7.2㎞/17Lap)122.4km
出場:11チーム 出走53名 完走29名
JCL TEAM UKYO: 石橋、山本、岡、武山、大仲
スタート地点:栃木県井頭公園
古巣サポーターが見守るなか岡選手が2位
三菱地所JCLプロロードレースツアー開幕戦「カンセキ真岡芳賀ロードレース」にJCL TEAM UKYOはスポーツ庁と進めている実証実験のサポートのため、緊急参戦しました。
一般公道を使用した1周7.2㎞のコースは、平坦基調ながら、ブラインドコーナーや直角コーナーが多く、過去2大会は前半からハイスピードの展開の末、選手たちが消耗した頃に少人数の逃げで決着したコースでした。今回のスターティングメンバーは、スプリントに強い岡選手、武山選手、国内で調整を続けてきた若手の大仲選手、先週ツール・ド・台湾を走った石橋選手、山本選手でレースに挑みました。
当日の天候は寒さに加え小雨が降り続く悪天候、選手たちはウォーミングアップを入念に、ホットオイルなどを身体に塗るなど雨と寒さの対策を施してスタートラインに並びました。
レース前トークショーには片山代表と増田選手が登壇
レースは前半から各チームが仕掛けあうも決め手がないまま進行していきます。レースが動き出したのは7周回、宇都宮ブリッツェンの阿部選手が力で後方を引き離して先行します。そして、ここにブリッジしたのは岡選手とレバンテ富士静岡の高梨選手、3名は協調しながらリードを広げようとトライしますが、プロトンはそれを許さずハイスピードで追い続けました。
再び振り出しに戻った展開から今度は山本選手、ヴィクトワール広島のベトルス選手、レバンテ富士静岡の床井選手、宇都宮ブリッツェンの本多選手が飛び出すとこれ以上の活性化を望まないプロトンがこのグループを容認しすぐに1分の差が開きます。4名の逃げとのリーチをコントロールするのはスプリンター渡邊選手を擁するVC FUKUOKA勢。
残り3周を切るとKINANがここに加わりペースが縮みはじめます。そして、残り1周半で20秒まで迫ったプロトンに誰もが追走勢の次の展開を予想した矢先、先行グループからベトルス選手が単独で飛び出します。
リードしてなお力を残していた彼の力強い走りは、他の先行メンバーを飲み込んだプロトンの勢いを凌駕し続けます。残り半周、一瞬プロトンが見合った隙に意を決して飛び出したのは岡選手、ベトルス選手に渾身の走りで迫ります。そして、ゴール前のホームストレート、固唾を飲んでクライマックスを見守るファンたちの前に単独で現れたのはヴィクトワール広島のベトルス選手でした。
少し遅れて現れて岡選手、そしてすぐ後ろには大集団のスプリントが一気にゴールへなだれ込むと会場は歓声が湧き上がる程の熱気に包まれました。先行、追走それぞれの展開を作ったメンバーを振り返ると、各チームのレベルが底上げされた印象を得たJCLプロロードレース開幕戦となりました。
JCL TEAM UKYOは優勝には至りませんでしたが、レース展開に常に加わるコンディションの良さも確認できたレースとなりました。
岡選手コメント
今日は調子良く感じていたこともあり、前半から動いたり、山本選手のエスケープが吸収されたタイミングで独走で飛び出しました。追いつくことは出来ませんでしたが、明日にも繋がる良いコンディションを確認できました。
Result
DST 122.4km Ave 42.72km/h
1位 カーター・ベトルス ヴィクトワール広島 2:51’56”
2位 岡 篤志 JCL TEAM UKYO +00’20”
3位 渡邊 諒馬 VC FUKUOKA +00’21″
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