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BACKツール・ド・台湾 小石選手インタビュー
ツール・ド・台湾を終えて
台湾でのレースを終えて個人的に思うことは2つ。
1つは、ベンジャミ選手の総合3位という結果。総合3位は悪いとは思わないし、みんなで力を合わせて勝ち取った結果だと思います。
ただ、ひとつだけ悔しく思うのは総合優勝したのが現在のアジアランキング1位のチーム、トレンガヌの選手。結果から見れば、総合優勝を狙うためにもっとやれることがあったのではないかと思うのがもう一つの感想です。
イエロージャージを着用していたレイモンド選手がスプリンターなので、4日目の山岳ステージで総合成績を守ることが難しいと判断をしていたら、総合3位につけていたベンジャミ選手で優勝を目指したり別の戦い方も有ったかもというのが率直な意見です。
レースを通して、チームはどうだった?
まず石橋選手と山本選手に関しては全てのステージで身を粉にして、エースの為に、チームの結果の為に働いてくれました。
特に石橋選手は、連日プロトンの牽引に率先して加わり、長時間に渡り集団をコントロールをしてくれました。
山本選手も、レイモンドの登坂をサポートするなど自分のリザルトを捨ててチームのために走ったと思います。そんな中で第4ステージで、総合を奪われてしまったのは自分やベンジャミ選手がもっと積極的な動きができなかったからだと思っています。
たらればになりますが日々変化するレースの展開やコンディションなどを考慮して上位に組み込める可能性のある選手で柔軟に対応していれば、違う結果になっていたかもしれません。
ただ、自分たちはレースを通してしっかりと仕事をしたチームであったし、存在感のあるチームの1つであったことは間違いないと思っています。
個人のUCIポイント獲得について
今回、自分の獲得ポイントは3点。レイモンドやベンジャミの総合順位を守るために第5ステージまでは彼らのために走っていたので、今からすると個人的にはもう少し多く取れたのではないかというのが正直なところです。
今はチーム単位で成績を出すことが、この先より多くのレースに参戦し、より多くのポイントを取りに行くチャンスを増やすことにつながると思っています。
今回は結果として総合優勝を逃してしまい悔しさはありますが、これも皆で力を合わせて戦った結果なので次に切り替えたいです。
次戦、タイに向けて
台湾の遠征を活かし、皆でコミニュケーションをとり目標をしっかり立てて、結果につなげていきたいです。
コースが平坦基調になりますが、コースも長く、気温も暑いため、どうなるかはレースをやってみないと分かりません。
自分も去年手応えのある結果(総合2位を獲得)を出せたので、自分をアピールしつつ、外国人だからとか、日本人だからというのは関係なしに、チームで結果を取りに行きたいです。